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  • 2017.06.06 Tuesday
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    立山登山マラニック 2011・8・27

      剣・立山に行くのは33年振りだ。高校1年の時に初めてテントを担いで登った思い出のある山だ。今回は、富山湾にある浜黒崎海岸、海抜0mから、3003mの立山雄山神社に至、全長65kmに及ぶマラニック(マラソンとピクニックを合わせた造語)に参加する。今年で14回目を迎える本大会は、第1回の時から知っていたが、中々走るチャンスがなかった。今回はラン友の竹ちゃんの勧めがあった。1ヵ月後のスパルタに向けての練習に丁度いいし、すごく楽しめる大会だから、と誘ってくれたお陰だ。しかし、今月の初めに、心室頻拍で1週間入院したばかりだった。だから、あまり心拍数を上げないように自嘲した走りを心がけた。当初の目標7時間から8時間にした。
     妻の千夏をはじめ、ラン仲間のエミちゃん・尚ちゃん・西野さんを誘った。みんな初参加だが、千夏以外はスパルタの完走者だ。だから、みんな楽しみながら完走できそうだ。そして、走り終えた後、完走パーティーをする立山室堂にある雷鳥荘に延泊し、剣岳に足を延ばす予定だ。

     朝の4時に浜黒崎海岸に集った。先ずは海にタッチ。それから、223人が一斉に走り出した。
     海沿いを東に進むと常念寺川に出る。そこから遥か上流の雄山頂上を目指す。川沿いをライトの列が延びる。夏のオリオンが東の空に輝いていた。雲一つ無い夜空が白みだしてきた。湿度だ高く少し息苦しさを感じていた。丁度25日前に一度止まった心臓は、今は元気に動いてるが、ダメージがまだ残ってるし、治った訳ではない。もし何かあったら、大会側に多大な迷惑をかけることになる。だから争わず、今まで以上に体調に気を付けて走らなければならない。


     東の空に毛勝三山と剣立山連山のシルエットが浮かんできた。道中、ランナーやエイドスタッフ(補給所の人)に声をかけられた。「さくら道はお疲れ様でした」とか「奥さんはどこですか?」あるいは「おんたけ100マイルは大変でしたね」などと。それに、僕のブログの感想まで色々だった。
     5時54分。予定通りのペースで、22km地点の岩くら寺エイドに着いた。ここから山間部に入る。集落の軒先でスイカと梨をいただいた。少し小ぶりの梨は呉羽梨といい、この辺りの名産らしい。この先、各エイドに呉羽梨があり、遠慮なくかぶりついた。
     


     富山地鉄の終点、立山駅36kmのエイドに3時間34分に着いた。そこで山ガール達に熱い応援をもらった。ここから立山ケーブルで美女平に登り、そこからバスで室堂に向かう人達だ。元気をもらって走り出すが、段々勾配がきつくなり歩き出した。これも予定の内だ。



     高1の時に歩いた立山駅から称名の滝への道を33年ぶりに辿った。あの時も辛かったが、今度も辛かった。深いU字谷の奥に、日本一の落差350m、4段からなる称名の滝はあった。滝と平行するように八郎坂を登る。


     称名エイドから弘法エイドまでの8kmは普通の人なら3時間の行程だ。そこを1時間足らずで登ってきた。本来は退屈な登りだったが、古山さん(スパルタ女子3位)としゃべりながら登ったお陰で退屈しないで済んだ。ここからが本領発揮、のはずだったが、写真を撮りながらだった為、せっかく抜いたのに抜き返される繰り返しだった。それでも少しづつ順位を上げていった。心臓の調子は問題ない。それに、高嶺を見ながらの走りは最高の気分だ。小さな祠の前では思わず手を合わせた。


     立山連峰一帯は、富士山・白山と共に日本三大信仰の山だ。地獄から天上に至までの地上曼荼羅に例えらている。弥陀ヶ原には池塘が点在し、一帯を「餓鬼の園」と呼ぶ。室堂には火山性有毒ガスを吹き上げる「地獄谷」がある。それを見下ろすように閻魔山がある。高嶺を見上げると僕等が目指す雄山神社を中心に、浄土山・大汝山がある。その裏に隠れるように南には鬼岳、北に剣岳がある。特に生き地獄に例えられる剣岳は、国内最後の未踏峰の山だった。人を寄せ付けない険しい岩領帯はアルピニストの憧れだ。明日、あそこに立つんだ。33年前みたいに興奮する。

     室堂エイドには預けた荷物が全てある。そこから一眼レフを取り出し、のんびり写真を撮りながら頂上を目指した。一の越エイドでは既に下山してきた竹ちゃんがいた。4位だそうだ。さすが24時間走日本代表だ。次に山頂から下りだしたばかりの梅ちゃんが来た。毎月1000km走る彼が競技思考になったら、いったいどんな記録を出してしまうのだろうか。明日、梅ちゃんは槍ガ岳に向けて走るそうだ。
     「良一さ〜ん」上から俺を呼んでる。茅野爺とカズーだ。チーム345の仲間達だ。応援序に登山をしに来たのだ。予定通り8時間でたどり着く事が出来た。
     雄山神社にお参りし、千夏達が来るのを待っていた。制限時間は11時間だ。その1時間前に千夏が満面の笑顔でゴールした。その後、恵美ちゃん・西野さん・尚ちゃんがゴールした。




      地獄谷に煙る閻魔山の落日


      ミクリガ池


      玉殿岩屋


      雷鳥坂からの室堂平


      チングルマと剣岳


     来月は、いよいよスパルタだ。完走したい。

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      • 2017.06.06 Tuesday
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      • 10:50
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        コメント
        「走り出したチャンドラ」になっているようで良かった! 夫の帰国後、一人の生活も2週間が過ぎました。病気はなりたくてなったんじゃない。神様が与えて下さった物だから、私はそのまま受け入れます。出来ない事が増えたけど私にはまだ出来る事も一杯ある! 肩を押してくれる人も、見守ってくれる人もいる。感謝です。山のような量の薬と共に、今、充実した日々を送ってます。秋に笑顔でお会いしましょう。
        • may
        • 2011/09/06 3:52 PM
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        NHKおはよう日本に出演

        動画 YouTube     (2013 LA ULTRA THE HIGH 222km at RYOICHI SATO)            2013年、8月3日

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